【2026年1月廃止】Gmailで会社のメールが受信できなくなる!?に備える確実な設定手順 2025.12.11【2026年1月廃止】Gmailで会社のメールが受信できなくなる?「POP終了」に備える、最も確実な設定手順Gmailで会社のメールを受信しているが、最近届くのが遅い 2026年にGmailの仕様が変わると聞いて不安だもしあなたが、会社の独自ドメインメール(info@~など)を、個人のGmail画面で管理しているなら、この記事はあなたのビジネスを守るために非常に重要です。実は、Googleから衝撃的な発表がありました。 2026年1月から、Gmailのウェブ版で「外部メールをPOP受信する機能」が廃止されます。つまり、これまで通りの設定(「他のアカウントのメールを確認」設定)のままでは、来年の1月以降、ある日突然、仕事のメールがGmailに届かなくなってしまうのです。しかし、焦る必要はありません。 POP受信機能がなくなっても、「メール転送」と「エイリアス送信」という2つの機能を組み合わせることで、これまで通り、いや、これまで以上に快適にGmailで会社のメールを管理することが可能です。今回は、IT管理歴20年の筆者が実践している、「Googleの仕様変更に影響されない、最強の独自ドメインメール管理術」を徹底解説します。POP受信の遅延ストレスからも解放されるこの方法へ、今のうちに移行しておきましょう。目次1 なぜ「POP受信」設定のままでは危険なのか?1.1 POP受信の弱点と限界2 この設定のメリット:実はPOPより快適な理由2.1 1. リアルタイム受信が可能2.2 2. スマホアプリでの管理が最強2.3 3. PC作業も快適に3 全体像:設定の仕組みを理解しよう4 手順1:受信設定(メールサーバーからGmailへ「転送」する)4.1 設定手順5 手順2:送信設定(Gmailから独自ドメインで送る)5.1 設定手順6 重要:返信時のアドレス固定設定7 よくある質問とプロの運用テクニック7.1 なぜIMAPを使わないのですか?7.2 Googleのサポート対象外になるのでは?8 まとめなぜ「POP受信」設定のままでは危険なのか?これまで多くの方が、Gmailの設定画面にある「メールアカウントを追加する(POP3)」を使って、外部メールを受信してきました。しかし、Googleの公式発表により、この機能は2026年1月をもってサポート終了(廃止)となることが決定しています。廃止の理由は主にセキュリティの向上ですが、準備をしていない利用者にとっては死活問題です。POP受信の弱点と限界そもそも、従来のPOP受信方式には、今回の廃止決定以前からいくつかの構造的な弱点がありました。受信のタイムラグ Gmailがサーバーに見に行くまでメールが届かないため、数十分の遅延が発生することがあります。急ぎの連絡を待っている時に、なかなかメールが落ちてこない経験はないでしょうか。認証エラーのリスク セキュリティ基準の厳格化により、正しいパスワードを入れていても頻繁に認証エラーが起きることが増えています。バッテリー消費 スマホ側で頻繁に同期を行う設定にしていると、電池の減りが早くなる要因となります。そこで推奨されるのが、今回ご紹介する「サーバー側からの自動転送」への切り替えです。これは、「Gmailが取りに行く(Pull)」のではなく、「メールサーバーに届いた瞬間に、Gmailへ投げる(Push)」という方式です。これにより、POP機能が廃止されても全く影響を受けず、さらに受信のタイムラグもほぼゼロになります。この設定のメリット:実はPOPより快適な理由この方式に切り替えることで得られるメリットは、単なる「廃止対策」だけではありません。ビジネスの効率を上げるための積極的な理由があります。1. リアルタイム受信が可能サーバーに着弾した瞬間に転送されるため、相手がメールを送った数秒後には手元のスマホが鳴ります。ビジネスのスピード感が劇的に向上します。2. スマホアプリでの管理が最強ビジネス専用のGmailアカウント(Googleアカウント)を一つ作って設定すれば、個人のメールと仕事のメールを完全に分けて管理できます。 Gmailのスマホアプリは「マルチアカウント」に対応しているため、右上のアイコンをスワイプするだけで「個人用」「仕事用」を一瞬で切り替えられます。全てのメールを一つのアプリで、しかし混ざることなく管理できるのは大きな魅力です。3. PC作業も快適にPCのブラウザ(Chromeなど)では、Googleアカウントごとに「プロファイル(お気に入り)」を作成できます。 仕事中は仕事用のアカウントでブラウザを開き、プライベートは別ウィンドウで開く。このように環境を分けることで、誤送信のリスクも減らせます。全体像:設定の仕組みを理解しよう設定作業に入る前に、これから何をするのか全体像を把握しましょう。やることは大きく分けて2つだけです。受信の道を作る レンタルサーバー(Xserverなど)の設定で、会社宛のメールを、Gmailへ「自動転送」させる。 これで「受信」は解決です。POP機能は使いません。送信の道を作る Gmailの設定で、メールを送る際に差出人を「会社のアドレス」として送れるように「エイリアス(別名)設定」を行う。 これで「送信」も解決です。相手にはGmailのアドレスは見えません。この2つを組み合わせることで、「受信は転送で即座に受け取り、返信は会社の顔をして送る」という完全な環境が出来上がります。手順1:受信設定(メールサーバーからGmailへ「転送」する)まずは「受信」の設定です。これはGmail側の設定ではなく、お使いのレンタルサーバー(Xserver、ConoHa、さくらインターネットなど)の管理画面で行います。ここでは、利用者の多いXserverを例に解説しますが、基本的な考え方はどのサーバーでも同じです。設定手順サーバーパネルにログイン お使いのレンタルサーバーの管理画面にログインします。メール設定メニューへ 「メール」カテゴリにある「転送設定」をクリックします。転送元の選択 設定したい独自ドメイン(例:example.co.jp)を選択します。転送設定の追加 ここで以下の情報を入力します。 転送元アドレス:使いたい会社のアドレス(例:sales@) 転送先アドレス:受信したいGmailアドレス「メールボックスに残す」設定 ここを「残す」にしておくと、サーバーにもメールが溜まります。バックアップとして残したい場合や、別途Outlookなどのメールソフトでも受信したい場合は「残す」にします。 Gmailだけで完結させ、サーバー容量を節約したい場合は「残さない」設定でも構いませんが、トラブル時の保険として最初は「残す」がおすすめです。これで受信設定は完了です。試しにスマホから会社のアドレスにメールを送ってみてください。POPの時のような待ち時間はなく、即座にGmailに届くはずです。手順2:送信設定(Gmailから独自ドメインで送る)続いて、Gmailから送るメールの差出人を、会社のメールアドレスにする設定です。これを行わないと、返信した際に相手に「~@gmail.com」が見えてしまい、ビジネスメールとして不適切になります。この設定には、以下の情報が必要です。事前にサーバー会社の管理画面などで確認してメモしておいてください。 SMTPサーバー名(例:sv1234.xserver.jp) SMTPポート番号(通常は 465 または 587) メールアカウント名(会社のアドレスそのもの) メールパスワード設定手順PC版Gmailの設定を開く PCブラウザでGmailを開き、右上の歯車アイコンから「すべての設定を表示」をクリックします。「アカウントとインポート」タブへ 上部のタブから「アカウントとインポート」を選択します。「名前」セクションを探す 画面中ほどにある「名前:」という項目の、「他のメール アドレスを追加」をクリックします。 重要:「メールアカウントを追加する(POP3)」ではありません。今回の変更で廃止されるのはPOP機能なので、そこは触りません。情報の入力(ステップ1) 名前:相手に表示される名前(会社名や氏名) メールアドレス:会社の独自ドメインアドレス 「エイリアスとして扱います」:チェックを入れたままにします。 入力したら「次のステップ」へ進みます。SMTPサーバー情報の入力(ステップ2) SMTPサーバー:サーバー会社指定のもの ポート:465(SSLの場合)または 587(TLSの場合) ユーザー名:メールアドレス全体 パスワード:メールパスワード 入力したら「アカウントを追加」をクリックします。確認コードの入力 設定した会社のアドレス宛に、Googleから確認コードが記載されたメールが届きます。 ここで思い出してください。手順1で既に「転送設定」が済んでいます。つまり、今操作しているこのGmailの受信トレイに、確認メールが届くはずです。 そのメールに記載されたコードを入力し、「確認」ボタンを押せば設定完了です。これで、メール作成画面の「差出人(From)」欄をクリックすると、会社のアドレスが選べるようになりました。重要:返信時のアドレス固定設定設定はあと一つだけです。このままでは、届いたメールに返信する際、うっかりGmailのアドレスで返信してしまう可能性があります。これを防ぐための設定を行います。先ほどと同じ「設定」→「アカウントとインポート」画面を開きます。「名前:」セクションの下部にある、「メールの返信:」という項目を確認します。「メールを受信したアドレスから返信する」を選択します。これにより、会社宛に来たメールへの返信は会社アドレスで、Gmail宛に来たメールへの返信はGmailアドレスで、自動的に切り替わります。ミスを防ぐための必須設定です。よくある質問とプロの運用テクニックなぜIMAPを使わないのですか?PCのメールソフトとスマホで同じメールを見たい場合、「IMAP」という方式がよく紹介されます。しかし、会社で使う場合、IMAPには「既読トラブル」という大きな欠点があります。IMAPはサーバーの中身を直接見に行く方式なので、誰かが既読にすると、全員の端末で既読になってしまいます。 例えば、代表アドレス(info@~)を複数人で管理している場合、「Aさんがスマホで確認したから、BさんがPCで見たときには既読になっていて見落とした」という事故が多発します。今回紹介した「転送」方式であれば、サーバーからコピーが送られてくるだけなので、Gmail側で既読にしても、サーバー上のメールや、他の転送先のメールは「未読」のままです。 「とりあえずGmailで内容は確認したが、後でPCのメーラーで正式に処理したい」という場合でも、メーラー側には未読で残っているので処理漏れがありません。Googleのサポート対象外になるのでは?一部で「独自ドメインをGmailで使うのはサポート対象外」という情報がありますが、これについては正確に理解する必要があります。Googleがサポートを縮小・廃止しようとしているのは、セキュリティ的に古い「POP受信」などの機能です。 今回ご紹介した「受信はサーバー転送」「送信はSMTP設定」という組み合わせは、メールの標準的なプロトコル(SMTP)と、Gmailが公式に提供している標準機能を利用しています。特に、受信をGmailの機能に依存せず、サーバー側の転送機能に任せることで、Gmail側の仕様変更の影響を最も受けにくい、堅牢な構成と言えます。AIによる技術的な分析においても、この方法は現時点で推奨される安全な運用方法とされています。まとめ2026年1月のGmail仕様変更(POP受信廃止)は、多くのビジネスユーザーにとって大きな転換点となります。しかし、これを機に「転送設定」へ切り替えることで、むしろ「受信が速い」「バッテリーに優しい」「仕様変更に強い」というメリットを享受できます。受信は、メールサーバーの「転送設定」で行う。送信は、Gmailの「エイリアス(SMTP)設定」で行う。返信設定を「受信したアドレスから返信する」にする。この3ステップで、あなたのメール環境は最強の状態になります。 期限ギリギリになって慌てないよう、今のうちに設定を見直し、快適なビジネス環境を手に入れましょう。 前の記事へ 次の記事へ